国鉄及びJRの近郊型車両には列車によってグリーン車が連結されてる場合があります。例えば快速マリンライナーには5000系の高松方の先頭車は2階建てグリーン車が連結されています。また関東地方を走る中距離列車にも基本編成の4号車と5号車には2階建ての(但し、上野口の211系のみ5号車は平屋)グリーン車が連結されています。そこで今回はグリーン車について触れてみよう。
関東のグリーン車は元々は2両とも平屋だったんですが、グリーン車の乗車率上昇に伴い89年から2階建て車両が製造されて以来現在の標準(但し当初は4号車が2階建てで5号車が平屋)になりました。また、当初グリーン車は東海道本線と横須賀・総武快速線のみでしたが、後に湘南新宿ラインにもグリーン車の導入が拡大された時利用客に好評だった事から上野口の中距離列車と常磐線の中距離列車にも導入されました。なおグリーン車は全て自由席なので指定席は無いものの2004年ごろから湘南新宿ライン・東北本線・高崎線にグリーン車導入にあわせて車内販売が行われるようになりました。その後これを皮切りに横須賀・総武快速線・東海道本線・常磐線にも拡大していき、現在は一部を除いてグリーン車では車内販売が利用できます。
ちなみにマリンライナーのグリーン車は213系だった頃は平屋でこの他にも普通車指定席も連結されていましたが、5000系と223系に置き換えられてからはグリーン車は2階建てとなり2階がグリーン席で階下が普通席(いずれも指定席)となりました。